【なぜ7月はこむら返りが増えやすいの?】
7月は気温や湿度が一気に高くなり、身体への負担が大きくなる季節です。この時期は「夜中に足がつるようになった」「運動中にこむら返りを起こした」というご相談が増える傾向があります。
その背景には、夏特有の生活環境や身体の変化が関係しています。
① 汗とともに水分・ミネラルが失われる
7月は気温の上昇により大量の汗をかきやすくなります。汗には水分だけでなく、ナトリウム・カリウム・マグネシウムなど、筋肉の収縮に必要なミネラルも含まれています。
これらが不足すると筋肉を正常にコントロールしにくくなり、こむら返りを起こしやすくなります。
「水は飲んでいるから大丈夫」と思っていても、ミネラルが不足しているケースも少なくありません。
② 冷房による冷えと血流の低下
暑い日が続くと、職場や自宅で冷房を使用する時間が長くなります。
冷房で足元が冷えると血管が収縮し、筋肉への血流が悪くなります。血流が低下すると筋肉が硬くなり、夜間や朝方に足がつりやすくなります。
特にデスクワークで長時間同じ姿勢の方は注意が必要です。
③ 暑さによる疲労の蓄積
夏は気温が高く、身体は体温調節のために多くのエネルギーを使います。
そのため、普段以上に疲労が蓄積しやすく、筋肉の回復が追いつかない状態になることがあります。疲れた筋肉は過敏になり、少しの刺激でもこむら返りを起こしやすくなります。
④ 睡眠の質の低下
寝苦しい夜が続く7月は、睡眠の質が低下しやすい時期でもあります。
睡眠中は筋肉の修復や疲労回復が行われますが、十分に休息が取れないと筋肉の緊張が残り、夜中や明け方のこむら返りにつながることがあります。
東洋医学からみる7月のこむら返り
東洋医学では、夏は「心(しん)」の働きが活発になる季節とされています。また、暑さによって大量の汗をかくことで「気(き)」や「津液(しんえき:体内の水分)」が消耗しやすくなります。
体内の潤いが不足すると筋肉や腱に十分な栄養が行き渡らず、こむら返りが起こりやすくなると考えられています。
さらに、冷房による冷えは気血の巡りを悪くし、筋肉の緊張を強める原因にもなります。
そのため夏は、
- 水分・ミネラル補給
- 身体を冷やしすぎないこと
- 適度な運動やストレッチ
- 鍼灸による気血の巡りの改善
を意識することが、こむら返りの予防につながります。
まとめ
こむら返りは一時的な症状と思われがちですが、筋肉疲労、水分不足、血流不良、姿勢の乱れなど、さまざまな原因が関係しています。
何度も繰り返す場合は、身体全体のバランスを見直すことが大切です。
当院では、症状だけでなく原因を丁寧に評価し、一人ひとりに合わせた施術を行っています。手技療法やストレッチ指導、必要に応じて鍼灸施術も組み合わせながら、再発しにくい身体づくりをサポートいたします。
「最近よく足がつる」「夜中のこむら返りで眠れない」とお悩みの方は、お気軽に当院までご相談ください。






