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【東洋医学で考える夏の養生法|暑い夏を元気に過ごすためのポイント】

「暑くて身体がだるい…」

「食欲がなくなってきた…」

「夜も暑くて、なかなか眠れない…」

夏になると、このようなお悩みを感じる方が増えてきます。

暑さによる疲労や睡眠不足、水分不足、冷房による身体の冷えなど、夏は身体のコンディションが乱れやすい季節です。

そんな夏の過ごし方を考えるうえで、今回は「東洋医学」の考え方から、夏の養生法についてご紹介します。

東洋医学では、季節や気候の変化と身体の状態には深い関係があると考えられています。

今回は難しい東洋医学の話ではなく、毎日の生活に取り入れやすい「夏の過ごし方」としてご紹介します。

東洋医学における「養生」とは?

まず、「養生」という言葉をご存じでしょうか?

養生とは、簡単にいうと「健康を保つために、日頃から身体を整えること」です。

東洋医学では、病気になってから対処するだけではなく、普段から季節に合わせた生活をすることも大切だと考えられています。

例えば、

・季節に合わせて食事を変える

・睡眠や休養を大切にする

・身体を冷やしすぎない

・適度に身体を動かす

といったことも養生の一つです。

特別なことをする必要はありません。

毎日の生活を少し見直すことが、夏の身体をいたわる第一歩になります。

夏は「暑さ」に注意する季節

東洋医学では、夏は「暑さ」の影響を受けやすい季節と考えます。

暑い環境では汗をかきやすくなり、水分を失いやすくなります。

また、暑さによって食欲が落ちたり、寝苦しさから睡眠不足になったりすることもあります。

さらに現代の生活では、エアコンによる冷えと屋外の暑さとの温度差もあります。

つまり夏は、

暑さによる負担+冷房による冷え+睡眠不足+水分不足

などが重なりやすい季節です。

「なんとなく身体が重い」「疲れが取れない」と感じたら、生活習慣を一度見直してみるのもおすすめです。

夏の養生① 水分補給を意識する

夏の養生でまず大切にしたいのが水分補給です。

暑い日は汗をかくことで身体から水分が失われます。

喉が渇いてから一気に飲むのではなく、こまめに水分を補給することを意識しましょう。

特に、

・起床後

・外出前

・運動前後

・入浴前後

・就寝前

などは、水分補給を意識したいタイミングです。

ただし、水分の摂取量は年齢や体調、運動量、環境などによって異なります。

大量に汗をかいた場合は、状況に応じて電解質を含む飲料などを活用することも大切です。

夏の養生② 冷たいものを摂りすぎない

暑い日は冷たい飲み物やアイス、冷たい麺類などが欲しくなりますよね。

もちろん暑い日に冷たいものを楽しむこと自体が悪いわけではありません。

しかし、冷たいものばかりを摂り続けると、胃腸の調子が悪くなる方もいます。

東洋医学では、胃腸などの消化機能を「脾胃」という考え方で捉え、冷たいものや食べ過ぎなどによる負担を避けることも養生の一つとされています。

暑い日でも、

・温かい味噌汁

・スープ

・温野菜

・常温の飲み物

などを適度に取り入れてみましょう。

「暑いから全部冷たいもの」ではなく、身体の状態に合わせて選ぶことがポイントです。

夏の養生③ 夏野菜を取り入れる

夏の食事では、旬の食材を取り入れることもおすすめです。

トマト、きゅうり、なす、オクラ、ピーマンなど、夏にはさまざまな野菜が旬を迎えます。

これらの野菜には水分やビタミン、ミネラルなどが含まれています。

例えば、

「そうめんだけ」

ではなく、

「そうめん+トマト+卵+オクラ」

のように、たんぱく質や野菜を組み合わせるだけでも食事のバランスを整えやすくなります。

夏バテが気になる方こそ、「食べやすいものだけ」に偏らないことを意識してみましょう。

夏の養生④ 冷房で身体を冷やしすぎない

夏の暑さ対策にエアコンは欠かせません。

しかし、冷房の効いた部屋に長時間いることで「身体が冷えてつらい」と感じる方もいます。

特に、

・首

・肩

・腰

・お腹

・足元

などが冷えやすい方は注意しましょう。

冷房を我慢して暑さに耐える必要はありません。

室温を適切に保ちながら、薄手の上着やひざ掛けなどを利用して、自分の身体に合わせて調整することがおすすめです。

夏の養生⑤ 適度に身体を動かす

「暑いから一日中動きたくない…」

そう感じる日もありますよね。

しかし、暑いからといって身体をまったく動かさない生活が続くと、身体がこわばったように感じることがあります。

激しい運動をする必要はありません。

朝や夕方など比較的涼しい時間帯に、

・軽いウォーキング

・ストレッチ

・ラジオ体操

・肩回し

・ふくらはぎの運動

など、無理のない範囲で身体を動かしてみましょう。

暑い時間帯の激しい運動は避け、体調が悪いときは無理をしないことが大切です。

夏の養生⑥ 「汗をかいたら休む」ことも大切

夏は汗をかく機会が増えます。

東洋医学では、汗は身体の状態を考えるうえで重要なものの一つとして捉えられています。

汗をかくこと自体は自然な身体の反応ですが、汗を大量にかいた状態で活動を続けると、脱水や熱中症につながる可能性があります。

「まだ大丈夫」と無理をするのではなく、

汗をかいたら水分補給+休憩

を意識しましょう。

特に屋外での仕事やスポーツをする方は、暑さ対策をしっかり行うことが重要です。

夏の養生⑦ 睡眠を大切にする

夏になると「夜暑くて眠れない」という方も多いのではないでしょうか?

睡眠不足が続くと、身体の疲れが取れにくくなり、日中のだるさにつながることがあります。

寝室の温度や湿度を調整し、無理なく眠れる環境をつくりましょう。

また、寝る直前までスマートフォンを見続けたり、夜遅くまで活動したりすることも、睡眠リズムを乱す原因になります。

「夏だからこそ、しっかり休む」。

これも大切な養生です。

夏の養生におすすめのツボ

東洋医学では、身体の状態を整える方法の一つとして「ツボ」を活用します。

夏のセルフケアとして取り入れやすいものに、

足三里(あしさんり)

膝のお皿の下から指幅数本分ほど下、すねの外側にあるツボです。

昔から健康維持のために使われてきた代表的なツボの一つです。

陰陵泉(いんりょうせん)

膝の内側からすねの骨に沿って下がったあたりにあるツボです。

湧泉(ゆうせん)

足の裏にあるツボで、足の指を曲げたときにできるくぼみ付近にあります。

ツボは強く押せばよいわけではありません。

「痛気持ちいい」程度の強さで、ゆっくり刺激するようにしましょう。

痛みが強い場合や体調に不安がある場合は、無理に刺激しないでください。

整骨院から考える「夏の身体のケア」

夏は、暑さだけでなく冷房、睡眠不足、水分不足、運動量の変化など、さまざまな要因によって身体のコンディションが変化しやすい季節です。

そのため、

「肩がいつもよりこる」

「腰が重い」

「足がだるい」

「身体が疲れやすい」

といった変化を感じる方もいます。

身体の不調にはさまざまな原因があるため、「夏だから必ずこの症状が出る」というわけではありません。

だからこそ、毎日の生活の中で身体の変化に気づくことが大切です。

今日からできる「夏の養生」5つ

最後に、今日からできることをまとめてみましょう。

① こまめに水分補給する

② 冷たいものを摂りすぎない

③ 夏野菜やたんぱく質をバランスよく食べる

④ 冷房で身体を冷やしすぎない

⑤ 睡眠と休養をしっかり取る

すべてを完璧にする必要はありません。

「今日は水分を意識してみよう」

「夜は少し早く寝よう」

など、できることから始めてみましょう。

まとめ

東洋医学では、季節の変化に合わせて生活を整える「養生」という考え方があります。

夏は暑さや発汗、冷房、睡眠不足などによって身体のバランスが崩れやすい季節です。

水分補給、バランスの良い食事、冷やしすぎない工夫、適度な運動、十分な睡眠など、日々の小さな習慣を大切にしてみましょう。

そして何より大切なのは、「今、自分の身体はどう感じているか」に気づくことです。

暑い夏だからこそ、頑張りすぎず、身体をいたわる時間をつくりましょう。

東洋医学の「養生」の考え方を、毎日の健康管理に無理なく取り入れて、元気に夏を乗り切っていきましょう!

※本記事は東洋医学の考え方を紹介するものであり、特定の症状や病気の治療を目的としたものではありません。強い症状や体調不良がある場合は、医療機関へご相談ください。

 

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